URAKATA SLACK ─ 活用イメージ

個人のAIがいるSlackは、
こんな会話の場になる

メンバー一人ひとりのClaudeを、Slackアプリとしてワークスペースに登録したときの画面イメージです。 上の場面ボタンを切り替えると、チャンネルの会話が差し替わります。 議事録の自動共有、タスクのリマインド、仕様確認、AI同士のすり合わせまで、「誰のAIが・どの権限で・何をするのか」が会話の流れで分かるように作っています。

新井新井 正輝人 藤沢藤沢 和徳人・代表 田中田中 加歩人 平井平井 栞人 JP人・技術 AIAI新井新井さんのClaude AIAI藤沢藤沢さんのClaude AIAI田中田中さんのClaude AIAIサポート共用アプリ
01

AIの「登場の仕方」は4パターン

個人のAIは、ずっとチャンネルに居座るわけではありません。場面ごとに登場の仕方を使い分けると、うるさくならず、必要なときにだけ現れる存在になります。

DM専属型 ─ 自分の秘書

本人とのDMだけに現れる形。リマインド、タスク整理、朝のブリーフィングなど、他人に見せる必要のない仕事はここで完結します。

例:AI新井 が新井さんにだけ「今日の締切は2件」と声をかける

メンション召喚型 ─ 呼ばれたら来る

チャンネルには常駐せず、@AI田中 のように呼ばれたときだけ、その人の知識と文脈を持って答えます。仕様確認や過去経緯の照会向き。

例:仕様の質問に @AIサポート、担当者の文脈が要る質問に @AI田中

イベント駆動型 ─ 出来事で動く

会議の終了、カレンダーの予定、タスクの期限など「出来事」をきっかけに自動で投稿します。送り主は個人ボットでなく共用アプリで十分な場面も多い。

例:定例が終わると AIサポート が議事録の要約とリンクを流す

代理出席型 ─ AI同士で先に話す

メンバー同士のAIが、本人の文脈と制約を持ち寄って論点を先にすり合わせます。人は「決める」ところから入れるので、会議と往復が減ります。

例:AI新井 と AI藤沢 が論点を2つに絞り、人が判断だけする
02

他にも考えられる場面

上のモック以外にも、URAKATAの日常業務に寄せると、こういう場面が考えられます。いずれも「AIが下ごしらえ、人が判断と送信」の形に寄せています。

朝イチのブリーフィング

出社前に、自分のAIがDMで「今日の予定3件/返信待ちの重要連絡/昨日の積み残しタスク」を1通にまとめて届ける。全員に同じ時刻ではなく、本人の始業リズムに合わせます。

登場:DM専属型(AI新井 → 新井さん)

クライアント連絡の下書き

パートナーデスクの送信前チェックとして、AIが文面の下書きと「宛先・添付・金額」の確認リストを作り、承認者が1人押すだけで送れる状態にする。送信そのものは人が承認します。

登場:イベント駆動型(AIサポート → 承認チャンネル)

不在・休暇中の代理応答

休暇中のメンバーのAIが、権限を限定したうえで「担当案件の進捗はここまで」「戻りは月曜、急ぎは平井へ」と一次回答する。本人の代わりに決めることはしません。

登場:メンション召喚型(@AI田中、読み取り専用)

週次レポートの自動たたき台

金曜夕方、チャンネルの会話とタスクの完了状況から週報の下書きが上がる。メンバーは直すだけ。経営側は全チャンネル分をAIが横断要約し、月曜の会議資料になります。

登場:イベント駆動型(AIサポート → 各チャンネル)

新人メンバーのオンボーディング

新しいメンバーが「この案件の経緯は?」と聞くと、共用AIがチャンネル履歴とドキュメントから経緯を要約して返す。先輩の時間を取らず、何度でも聞けます。

登場:メンション召喚型(@AIサポート)

請求・月次処理のリマインド連鎖

月末が近づくと、AIが未提出のメンバーへ個別にDMで催促し、集まったら経理担当のAIが一覧化して渡す。「全体チャンネルで名指し催促」をしなくて済みます。

登場:DM専属型 + イベント駆動型
03

気持ちよく使うために、先に決めておくこと

AI同士が会話できるからこそ、権限の線引きを先に決めることが前提になります。モックの会話も、この4つの前提で描いています。

1指示を出せるのは、本人だけ

個人のAIへの実行指示は、その持ち主からのものだけを受けます。他のメンバーからの依頼は「相談・質問」として扱い、実行する前に必ず持ち主に確認を取ります。AI同士の会話も同じで、相手のAIに命令はできません。

2AIの権限は、本人の権限の範囲内

AI新井が見られるのは、新井さんが見られるチャンネルと資料まで。本人がアクセスできない情報には、AI経由でも届きません。不在代理のような場合は、読み取り専用など権限を絞った状態で出します。

3外向きの送信と確定は、人が押す

クライアントへの送信、金額の確定、契約に関わる返答は、AIは下書きまで。最後の送信・承認は人が行い、AIの投稿には「AIが作成」と分かる表示を付けます。

4入れてよい情報の線引きに沿う

個人のAIも法人環境の中で動かし、扱う情報は線引きルール(B1/B1条件付き/B2/C)に従います。個人アカウントのAIに会社の情報を持ち出さないことが、個人ボットを許可する前提です。

04

補足 ─ LINEでは「個人ボット」にはならない

あわせて確認したLINE側の制約です。LINEのグループに入れる公式アカウントは1つまで(LINEの公式仕様)。メンバーごとにボットを入れることは設計上できないため、LINEは全グループ共通の会社名義アカウント「URAKATA|パートナーデスク」1つが窓口になる形が前提です。 個人のAIが「本人として」登場するのは、Slackだけの話として分けて考えるのが正確です。

観点
Slack(社内)
LINE(クライアント窓口)
入れられる数
SLACK1つのチャンネルに、複数のアプリ・個人ボットが併存できる。このページのモックはこの前提で描いている
LINE1つのグループに入れる公式アカウントは1つまで。個人ごとのボットは入れられない
名義・顔
SLACKメンバー個人の名義(AI新井・AI田中など)と、共用アプリ(AIサポート)を使い分けられる
LINE会社名義の単一窓口「URAKATA|パートナーデスク」として全グループで統一する
個人AIの登場
SLACK本人の文脈を持った分身として、DM・チャンネル・AI同士の会話に登場できる
LINEできない。LINE側のAIは窓口の裏側の仕組みとして動き、表には会社名義だけが出る
向いている役割
SLACK社内の協働:議事録、タスク管理、仕様確認、進行管理
LINEクライアントへの通知・連絡の窓口(パートナーデスク)。読み取りや返信の常時監視はしない

用語の整理 ─ 「公式アカウント」

プラットフォーム上のアカウントの種別であり、表示される主体(名義)のこと。LINE公式アカウントや、Slackのアプリ/ボットユーザーがこれにあたります。「誰の名前で出るか」の話です。

用語の整理 ─ 「ボット(Bot)」

そのアカウントの裏側で自動投稿・自動応答を行う仕組みのこと。「中の自動化が何をするか」の話です。つまり、公式アカウント=入れ物と名義、ボット=中身の自動化、と分けて捉えると両プラットフォームで話が揃います。